末期がんの父にプレゼントしたくて友達にお金を借りた

いわゆるニートで家族に迷惑をかけていた私。
ある日、父が突然入院した。
少し前から疲労感がひどかったそうですが、病院に行くと大病院に紹介されて、大病院に行くとその場で入院を告げられたそうでした。
母が言うには、病名は肝臓がんの末期で余命は3ヶ月。たぶん実際はもっと早くに亡くなるだろうという事でした。
見舞いに行くと、疲れた顔ながらも笑顔を向けてくれる父に胸が痛みました。
そして、せめて父がなくなるまでに仕事を見つけて、今までした事のなかったプレゼントをあげたいと思いました。
翌日から仕事を探しました。バイトでもなんでも良かったのです。
しかし高校を出てから30歳になる今まで1度も働いた事のない私を雇ってくれるところはどこにもありませんでした。
半月後父の容体が悪化しました。
なんとかプレゼントだけでもしたかった私は、友達のところに走って行ってお金を借りました。
友達に借りた1万円で父のセーターを買いプレゼントしました。
「仕事見つけたからね」と嘘をついて。
それを聞いた時の父の安堵した笑顔は忘れられません。
友達に借りたお金は、以後なんとか見つけたバイトで返しました。
バイトをしながら、今も正社員の職を探し就活中です。

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